電力会社の切り替えを検討されている方へ向けて新電力会社で働くサラリーマンの協力の元で、電力会社・料金プランの選び方についてわかりやすく解説していきます。
- 電力会社の切り替えは初めてで右も左もわからない
- 電気料金が帰って高くならないか不安
- 電力会社の数が多すぎて決めきれない
と悩んでいる方にとってはきっと役に立つ内容となっていると思います。
新電力会社・料金プランを選ぶ前の確認事項
まず始めに新電力会社、料金プランを選ぶ前に以下の3点を確認しておきましょう。
- 供給エリアのチェック
- 電気使用量(kWh)
- 適切な契約A(アンペア)
供給エリアのチェック
新電力会社を利用する予定の住所がどのエリアに対応しているかを確認してください。
全国的にサービスを提供している新電力会社もありますが、中にはある特定の地域にしか対応していない新電力会社も少なくありません。
- 北海道電力エリア
- 東北電力エリア
- 東京電力エリア
- 中部電力エリア
- 北陸電力エリア
- 関西電力エリア
- 中国電力エリア
- 四国電力エリア
- 九州電力エリア
- 沖縄電力エリア
電気使用量(kWh)
毎月の電気使用量(kWh)を確認してください。新電力会社・料金プランを選ぶ際は電気使用量にマッチしたものを選ぶことが非常に重要になります。
電気使用量は以下の2つの方法で確認することができます。
- 毎月自宅に届く検針票
- 現在、利用している電力会社のマイページ
上記の2つの方法があります。
夏や冬は電気使用量がどうしても多くなってしまうので、中間である春先の電気使用量を確認するのがオススメです。
当サイトでは世帯人数別に電気使用量の目安を決めて、各新電力会社の電気料金を試算しております。電気使用量がわからない方は参考にしてみてください。
1人暮らし→150kWh
2人暮らし→350kWh
3人暮らし→400kWh
4人暮らし→450kWh
5人暮らし→500kWh
適切な契約A(アンペア)
一般向けの電気料金プランには『アンペア制(従量電灯B)』と『最低料金制(従量電灯A)』の2種類があります。2種類の電気料金プランは電力会社によって決められているわけではなく、お住まいの地域によって決められています。なので関西電力エリア、中国電力エリア、四国電力エリア、沖縄電力エリアに在住の方は最低料金制が採用されているので、これから解説する契約アンペアについては考える必要がないので読み飛ばしてください。
アンペア制が採用されている(北海道電力エリア、東北電力エリア、東京電力エリア、中部電力エリア、北陸電力エリア、九州電力エリア)の方は自分に適切な契約アンペアを知っておくべき必要があります。
なぜ適切な契約アンペアを知る必要があるのかというと、契約アンペアが低すぎる場合は一度にたくさんの電化製品を使用した際にブレーカーが落ちてしまいます。契約アンペアが必要以上に高すぎる場合は必要以上に基本料金が高くなってしまいます。
当サイトでは、世帯人数別に適切な契約アンペアの目安を決めているので参考にしてみてください。
1人暮らし→20A
2人暮らし→30A
3人暮らし→40A
4人暮らし→50A
5人暮らし→60A
詳しく知りたい方のために別ページで適切な契約アンペアの調べ方を解説しております。
電力会社切り替え前のA(アンペア)確認は必須!知っておかないと損
失敗しない新電力会社・料金プランの選び方
- 人気
- 料金プラン
- キャンペーン
- セット契約(ガス、ネット回線など)
- オール電化
人気で選ぶ
電力会社選びに迷ったら人気で選ぶのもひとつの手です。
どうしても新電力会社は不安という方でも安心して切り替えることができるでしょう。
⚫︎【エリア別】新電力会社で働くサラリーマンのおすすめランキング
料金プランで選ぶ
選ぶことができる料金プランは以下の4種類です。
- 基本料金+電力量料金のプラン
- 基本料金が無料のプラン
- 時間帯によって料金が変化するプラン
- 市場価格によって料金が変化するプラン
それぞれの料金プランについて詳しく解説していきます。
基本料金+電力量料金のプラン
みなさんが利用している大手電力会社のプランと同じ料金体系の最もベーシックな料金プランです。
電気料金の構成は
※『燃料調整額』、『再エネ賦課金』もかかりますが簡略化のため省きます。
一人暮らしからファミリーまで幅広い層におすすめできる料金プランなので、料金プラン選びに迷ったらひとまずこちらを選んでおくと間違いないでしょう。
基本料金が無料のプラン
電気使用量が多い世帯におすすめの基本料金0円プラン。
その名の通り、基本料金(or最低料金)が無料で請求される電気料金は電力量料金だけなのが特徴。
基本料金が無料なために電力単価は若干高めに設定されていますが、ファミリー層やペットを飼っている方は大きく電気料金を節約することができます。また、別荘のような普段は電気を使わないセカンドハウスにもぴったりです。
逆に電気使用量が少ないであろう、一人暮らしの方が利用するとかえって電気料金が高くついてしまう可能性が高いので気を付けましょう。
時間帯によって料金が変化するプラン
基本料金は一定ですが、電力単価が時間帯によって変化するのが特徴。
ひとつの例えですが、電気をたくさん利用するであろう、夜は電力単価が安くなり昼間は単価が高くなるようなライフスタイルに合わせたものがあります。
市場価格によって料金が変化するプラン
卸電力取引所の市場価格によって電力単価が変化する料金プラン。市場連動型プランとも呼ばれます。
2020年末から2021年にかけて市場価格の高騰により異常に高額な電気料金になり話題になりました。市場連動型プランの申し込みの受付を停止する電力会社も少なくなく、ひとまず市場価格が安定するまでは市場連動型プランへの申し込みはおすすめできません。
キャンペーンで選ぶ
少しでもお得に切り替えたい場合はキャンペーンを利用するのがいいでしょう。
キャンペーン内容は主にキャッシュバックやギフト券がもらえる電力会社がほとんどです。
セット契約で選ぶ
その他サービスとセットで利用することで、電気のみで利用するより更に節約することが可能です。
多くの会社はガスとのセット契約というパターンが多いですが、そのほかにもウォーターサーバーやネット回線などと契約することで割安になる電力会社があります。
オール電化で選ぶ
新電力会社のオール電化プランを利用する際は注意が必要です。
理由は、大手電力会社のオール電化プランからの切り替えでかえって電気料金が高くなる場合があるからです。
大手電力会社のオール電化プランは2011/3/11の東日本大震災を境に電気料金が値上げされたので、以前のオール電化プランをそのまま利用している方は新電力会社へ切り替えない方がいいです。
以降にオール電化プランの利用を始めた方は新電力会社のものへ切り替えるのがいいでしょう。
新電力会社・料金プランを選ぶ際の注意点
新電力会社を選ぶ際の注意点は以下の3点です。
- 市場連動型プラン
- 解約金
- オール電化プラン
それぞれ詳しく解説していきます。
市場連動型プラン
先ほども紹介しましたが、市場連動型プランは電力市場の市場価格が電気料金に影響を与える料金プランです。
2020年末から2021年にかけて市場価格が高騰し、電力会社だけではなく一般の家計にも大きな影響を及ぼしました。メリットもありますが、デメリットもあるので注意が必要です。ひとまず、市場価格が落ち着くまでは市場連動型プランを利用するのは避けた方がいいでしょう。
高額な解約金
電気料金が安くなったのはいいが、別の電力会社へ切り替えたら高額な解約金を請求され結局、損してしまったというのはよくある話です。
解約金の相場としては2,000~3,000円ですが、中には1万円を超える解約金が必要になる電力会社もあります。当サイトでも解約金が高額な電力会社に関しては、必要十分以上に注意喚起をしております。
オール電化プラン
現在、大手電力会社のオール電化プランを利用している方は要注意です。
大手電力会社のオール電化プランは2011/3/11の東日本大震災を機に電気料金が値上げされました。2011/3/11以前のオール電化プランを利用されている方が新電力会社のオール電化プランに切り替えるとかえって電気料金が高くなってしまうので気を付けてください。