エアコンを利用する夏の時期は一年の中でも電気代が高くなりがちです。実は夏場の電気代の大部分をエアコンが占めているのをご存知でしょうか?夏の電気代が高いと感じたら、エアコンの使い方を考え直してみましょう。
本記事では、夏場のエアコンの電気代の相場や、エアコンの電気代を節約する方法について触れていきます。
夏のエアコンの電気代はいくら?
夏の電気代の平均はどれくらい?
まず初めに世帯別電気代の平均はどれくらいなのかをまとめてみました。自分が使いすぎているかどうかのひとつの基準になります。以下、総務省の家計調査による電気代を表にしました。
夏場の電気代の内、少なくとも3割はエアコンが占めていると言われています。なので以下の表の少なくとも3割がエアコンの電気代だと考えていいでしょう。
1人暮らし | 2人暮らし | 3人暮らし | 4人暮らし | 5人暮らし以上 | |
1月 | 7,123円 | 11,380円 | 12,932円 | 14,244円 | 12,926円 |
2月 | 7,123円 | 12,712円 | 14,813円 | 15,541円 | 14,333円 |
3月 | 7,123円 | 11,826円 | 12,177円 | 12,700円 | 11,720円 |
4月 | 5,175円 | 10,373円 | 12,177円 | 12,700円 | 11,720円 |
5月 | 5,175円 | 10,048円 | 11,185円 | 11,985円 | 11,115円 |
6月 | 5,175円 | 7,907円 | 9,162円 | 9,409円 | 8,824円 |
7月 | 5,059円 | 7,427円 | 8,729円 | 8,906円 | 8,307円 |
8月 | 5,059円 | 8,742円 | 10,130円 | 10,046円 | 9,636円 |
9月 | 5,059円 | 9,811円 | 11,023円 | 11,847円 | 10,808円 |
10月 | 5,184円 | 8,174円 | 9,970円 | 11,080円 | 9,890円 |
11月 | 5,184円 | 8,111円 | 9,325円 | 9,878円 | 9,070円 |
12月 | 5,184円 | 8,795円 | 9,995円 | 10,714円 | 9,750円 |
夏のエアコンの電気代を節約する方法は?
高くなりがちな夏場の電気代を節約する方法を4つ紹介していきます。
- エアコンの設定を調整する
- サーキュレーターもしくは扇風機を活用する
- エアコン室外機の掃除
- 最新のエアコンに買い替え
- 電力会社または契約内容の変更
エアコンの設定を調節する
エアコンの設定を調整するだけで、電気代の節約をすることができます。調整といっても単に設定温度を上げるわけではありません。
除湿機能、自動運転を使うことで電気代を節約することができます。
日本の夏は湿度が高いことで知られています。湿度が高いことで実際の気温より、高く感じてしまうのが人間の仕組みです。除湿機能を利用することで、体感温度を下げることができます。
また、自動運転を利用することもひとつの手です。自動運転は、設定した温度になるよう、室温や屋外の温度に応じて、エアコンが自動で判断して冷房・除湿などのモードを切り替えたり、風量を調整したりしてくれる機能です。
風量を弱く設定した方が電気代が節約できそうなイメージがありますが、それは大きな間違いです。エアコンは室内が設定温度になるまでに多くの電力を消費します。弱く設定することで、設定温度になるまで時間がかかり、かえって電力を消費してしまうといった結果になります。
サーキュレーター・扇風機
エアコンの代替となる扇風機の利用や、室内の温度を下げる手助けをしてくれるサーキュレーターを使うのも効果的です。
冷たい空気は地面に近いところにたまりやすいので、エアコンだけを使っていると冷房の効率が下がってしまい、電力を消費してしまいます。扇風機やサーキュレーターを使うことで室内の空気が循環し、素早く効率的に室内の温度を下げることができます。
エアコン・室外機の掃除
エアコンのフィルター、室外機を掃除することが電気代の節約につながります。掃除をするときは念のためエアコンの電源プラグを抜いてから行いましょう。
電力会社または、契約内容の変更
電気代の節約には電力会社または、契約内容を変更するのも一つの手段です。
多くの方は、各地域の大手電力会社を利用されてるかと思います。実は、2016年より新電力会社と呼ばれる電力会社を利用することが可能になりました。料金設定自体が大手電力会社より安く設定されている会社が多く、生活を生活を変える事なく電気代を節約することができます。
また、電力会社を変えることなく、契約内容を変更するだけで電気代を節約することも可能です。
当サイトでは、電力会社の選び方からおすすめの電力会社まで紹介しているので気になる方はご覧ください。自分で電力会社を選べないという方は、おすすめの電力会社をあなたに代わって選んでくれるエネチェンジというサービスもあるので利用してみてはどうでしょうか。