【2023年】各大手電力会社の電気料金値上げ情報をわかりやすくまとめました

当記事では、大手電力会社の電気料金値上げ情報について詳しく、そしてわかりやすく解説していきます。

どれくらい電気料金は高くなるのか?どうして値上げされるのか?などまとめております。

目次

【2023年】大手電力会社各社の電気料金値上げ情報まとめ

2023年2月1日時点で、電気料金の値上げを経済産業省に申請した大手電力会社についてまとめました。

中部電力、関西電力、九州電力を除いた7社の大手電力会社が既に電気料金の値上げ申請を経済産業省に行っております。

【北海道電力】電気料金値上げ情報

北海道電力は2023年1月26日に規制料金(従量電灯)の値上げを経済産業省に申請しました。

経済産業省の認可受けた後、平均約32%の値上げが2023年6日1日より適用される予定となっています。

以下、北海道電力公式サイトに記載されている従量電灯Bの現行単価と新単価になります。実際の料金は経済産業省の認可を受けた後、決定されます。

基本料金現行単価新単価
10A341円374円
15A511円561円
20A682円748円
30A1,023円1,122円
40A1,364円1,496円
50A1,705円1,870円
60A2,046円2,244円
電力量料金~120kWh23.97円38.82円
120~280kWh30.26円46.61円
280kWh~33.98円50.80円

【東北電力】電気料金値上げ情報

東北電力は2023年11月24日に規制料金(従量電灯)の値上げを経済産業省に申請しました。

経済産業省の認可を受けた後、平均約32%の値上げが2023年6月1日より適用される予定となっております。

以下、東北電力公式サイトに記載されている従量電灯Bの現行単価と新単価になります。実際の料金は経済産業省の認可を受けた後、決定されます。

基本料金現行単価新単価
10A330円385円
15A495円550円
20A660円715円
30A990円1,035円
40A1,320円1,375円
50A1,650円1,705円
60A1,980円2,035円
電力量料金~120kWh18.58円28.32円
120~300kWh25.33円35.21円
300kWh~29.28円39.42円

【東京電力】電気料金値上げ情報

東京電力は2023年1月23日に規制料金(従量電灯)の値上げを経済産業省に申請しました。

経済産業省の認可を受けた後、平均約29%の値上げが2023年6月1日より適用される予定となっております。

以下、東京電力公式サイトに記載されている従量電灯Bの現行単価と新単価になります。実際の料金は経済産業省の認可を受けた後、決定されます。

基本料金現行単価新単価
10A286円
15A429円
20A572円
30A858円
40A1,144円
50A1,430円
60A1,716円
電力量料金~120kWh19.88円29.71円
120~300kWh26.48円36.31円
300kWh~30.57円40.40円

【中部電力】電気料金値上げ情報

2023年1月時点で、一般家庭向けの料金プラン従量電灯に関する値上げの情報はありません。

【北陸電力】電気料金値上げ情報

北陸電力は2022年11月30日に規制料金(従量電灯)の値上げを経済産業省に申請しました。

経済産業省の認可を受けた後、平均約45%の値上げが2023年4月1日より適用される予定となっております。

以下、北陸電力公式サイトに記載されている従量電灯Bの現行単価と新単価になります。実際の料金は経済産業省の認可を受けた後、決定されます。

基本料金現行単価新単価
10A242円
15A363円
20A484円
30A726円
40A968円
50A1,210円
60A1,452円
電力量料金~120kWh17.84円28.05円
120~300kWh21.73円34.60円
300kWh~23.44円37.50円

【関西電力】電気料金値上げ情報

関西電力は2023年1月27日に電気料金の値上げを経済産業省に申請しました。

経済産業省の認可を受けた後、2023年4月より適用される予定となっております。

以下、関西電力公式サイトに記載されている従量電灯Aの現行単価と新単価になります。実際の料金は経済産業省の認可を受けた後、正式に決定されます。

現行単価新単価
最低料金~15kWhまで341.01円433.41円
電力量料金15~120kWh20.31円
120~300kWh25.71円
300kWh~28.70円

【中国電力】電気料金値上げ情報

中国電力は2022年11月25日に規制料金(従量電灯)の値上げを経済産業省に申請しました。

経済産業省の認可を受けた後、平均約31%の値上げが2023年4月1日より適用される予定となっております。

以下、中国電力公式サイトに記載されている従量電灯Aの現行単価と新単価になります。実際の料金は経済産業省の認可を受けた後、決定されます。

現行単価新単価
最低料金~15kWhまで336.87円449.07円
電力量料金15~120kWh20.76円28.20円
120~300kWh27.44円37.76円
300kWh~29.56円40.89円

【四国電力】電気料金値上げ情報

四国電力は2022年11月28日に規制料金(従量電灯)の値上げを経済産業省に申請しました。

経済産業省の認可を受けた後、平均約28%の値上げが2023年4月1日より適用される予定となっております。

以下、四国電力公式サイトに記載されている従量電灯Aの現行単価と新単価になります。実際の料金は経済産業省の認可を受けた後、決定されます。

現行単価新単価
最低料金~11kWhまで411.40円504.68円
電力量料金11~120kWh20.37円28.85円
120~300kWh26.99円35.47円
300kWh~30.50円38.98円

【九州電力】電気料金値上げ情報

2023年2月1日時点で、一般家庭向けの料金プラン従量電灯に関する値上げの情報はありません。

【沖縄電力】電気料金値上げ情報

沖縄電力は2022年11月28日に規制料金(従量電灯)の値上げを経済産業省に申請しました。

経済産業省の認可を受けた後、平均約40%の値上げが2023年4月1日より適用される予定となっております。

以下、沖縄電力公式サイトに記載されている従量電灯の現行単価と新単価になります。実際の料金は経済産業省の認可を受けた後、決定されます。

現行単価新単価
最低料金~10kWhまで402.40円536.04円
電力量料金10~120kWh22.95円36.31円
120~300kWh28.49円41.85円
300kWh~30.47円43.83円

【原因】なぜ大手電力会社が値上げを始めたのか

大手電力会社が電気料金の値上げを始めた大きな原因は、日本が輸入する燃料価格の高騰にあります。

ほとんどの電力会社は、電気料金に燃料費調整額を組み込んでいます。燃料費調整額とは、燃料価格の変動を電気料金に反映する仕組みで、燃料価格が安い時期は電気料金が安くなり、高い時期は高くなります。

多くの方が利用されている大手電力会社の従量電灯と呼ばれる料金プランには、先ほど説明した燃料費調整額に上限が設けられています。上限を上回った分は全て電力会社が負担することになるのですが、近年の異常な燃料価格の高騰により大きな赤字になりました。

その結果、大手電力会社が電気料金の値上げに踏み切ることになりました。

大手電力会社から新電力会社へ切り替えるべきか?

それでは、大手電力会社を利用している場合は新電力会社に乗り換えるべきなのかについてですが、ひとまず電気料金の値上げが実施されるまでは、そのまま大手電力会社を継続して利用することをおすすめします。

2023年2月時点では、燃料価格の高騰によりほとんどの新電力会社が大手電力会社の従量電灯と比較して割高になります。

大手電力会社が電気料金の値上げを実施した後は、新電力会社へ切り替えることで電気料金を節約することが期待できますが、大手に合わせて新電力会社も値上げされる可能性も十分予想できるので、現状は大手電力会社の従量電灯を利用しましょう。

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